【日本ハム】今年の中田翔は「レベチ」　仕上がりの良さアピール

【日本ハム】今年の中田翔は「レベチ」　仕上がりの良さアピール

笑って締めた。日本ハムは25日、沖縄県名護市で行った春季キャンプを打ち上げた。主砲の中田翔内野手（30）は、オフの取り組みが打撃の好感触につながり、充実感たっぷりに総括。タフな1カ月だったが、ギャル語を交えてナカタ節をさく裂させ、進化を予感させた。また、新主将の西川遥輝外野手（27）はリーダーの自覚をにじませ、シーズン143試合出場を掲げた。

オープン戦3連敗の暗いムードを明るく吹き飛ばした。30歳の中田は自らの状態を確認しながら、練習漬けのキャンプを乗り切った。力を抜いたスイングの感覚が理想の形でフィット。「フリー打撃の状態が良かった。ここ4、5年の中で一番じゃないかというくらい。今はホッとしていますね」と、確かな自信をうかがわせた。

昨季終了後は、オフのトレーニングメニューを一新し、瞬発力を重視した。挑戦的な取り組みだった分、不安はあったが「昔みたいにバカみたいにバットを振らなくても、打球が勝手に飛んでいってくれる」と成果は大きかった。

昨年と今年のキャンプ初日を例に挙げ「力の入れ具合は7割ぐらいかな。フルスイングはほぼしない。今年はモノが違う。『レベチ』という感じ」と表現した。レベチは「レベルが違う」の略で、ギャル語とも言われる若い世代ではやっているワード。笑いを交えた軽妙なトークが、状態の良さを物語っていた。

主将を西川に譲っても、兄貴分としての役割もこなした。「キャンプ終盤に差し掛かったら（1、2軍の）振り分けが始まる。ビクビクしている選手もいて、気持ちは分かる。そういうときに何か、話を聞いてあげることができたら」。後輩を食事に連れて行き、時には心中を察してアドバイスを送っていた。

中田も入団1、2年目は、何度も2軍降格を味わった。それでもはい上がり、自力でレギュラーの座を奪い取った。勝つためには、競争が重要で「プロ野球界は、仲良しこよしではない。チームメートでもライバル心を持っていかないと。そういう気持ちは絶対に忘れたらダメ」と訴えた。

昨年は7月下旬に右手を痛め、8月に戦線離脱。主砲不在とリンクするように、チームは一気に失速した。責任は強く感じている。「今年はファンのみなさまの期待を裏切るわけにはいかない。全力でやりたい」。チームの命運を左右する男は、強い覚悟を携え、バットを握る。

参照元：https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200226-00010000-dospo-base

ネットの声

管理人の率直な感想

楽しみなシーズンになりそうです。
周りの批判的な声を黙らせる活躍をしてほしいですね。
今年も豪快なホームランを期待しています。